スマホは1月にビックカメラで買った ASUS (エイスース) 製の Zenfone 4 Max Pro。3万円以下という低価格ながら、電池が一般的なスマホの2倍という破格の大容量 であり、これを持ってからバッテリーの残量を気にすることがなくなったという画期的な機種である。あの何かと面倒なモバイルチャージャーと完全におさらばすることができる、
さて、前述にように縦にひび割れが入ってしまったその Zenfone であるが、タッチパネルの反応には問題なく、実用上はこのまま使い続けでも良かったが、携帯を見るたびに心が痛く、心がはりさけそうで、ついに心臓が2心房2心室に分離してしまったので、これではいけないと修理することにしたのである。
まず向かったのが、近所のガバーガレージ恵比寿店。Googleで星 4.7 の評価の高い修理店である。きっとこの店なら安くて質の良い修理をしてくれるに違いないと思って向かったのだが、なんとここで提示された価格はなんと 2万円以上! 穏やかそうな店員さんに、おせっかいかもしれませんがこれなら修理するより中古で買ったほうがいいですよと言われる。たしかにそうだ。
やっぱり修理は無駄か…と、新機種購入に心が傾きかけたが、都内に ASUS の直営店があるということで、ダメ元でそちらでも聞いてみることにした。一般に正規の修理は高いが、なにか諦められないような気がしたのである。店は ASUS Store Asakusa といい、今年 2018 年 3 月に東京・赤坂にオープン、日本唯一の ASUS のリアル店舗である。寒波の北風のなかチャリを漕ぐと自宅から 20分 ほどで店に着いた。
アップルストアのおしゃれさというよりは ASUS らしい機能性を感じる店に入ると、若い真面目そうな店員さんが応対してくれた。店員さんは携帯を見て、ちょっと調べますと店の裏に消えた。いくらまでなら修理しようか。 2万円は高すぎる…それなら新機種にしよう。万が一1万5000円を提示されたらどうしよう…迷うところだ。店員さんはほどなく戻ってきて、見積もりの結果を告げる。耳を疑った…なんと、部品代4000円と工賃5000円あわせて9000円だというのである。安い!
ASUS の直営店は初めて訪れたが、価格は良心的で、手続きもスムーズであった。何より対面であることで、郵送するコストや手間がないほか、代替機をその場で貸し出して貰える。東京に住んでいて、この直営店があるうちは、 ASUS のサポートはキャリア端末と同等かそれ以上と言えるのではないだろうか。